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キットカットが三陸地方の復興支援 三陸鉄道らと共に「キット、ずっとプロジェクト」スタート

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三陸鉄道

三陸鉄道は3月11日にJR新橋駅前SL広場で「さんてつ広場 復興市」を開催。三陸鉄道の列車模型や写真の展示ほか、地元の人々による名産品の販売を行う。


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ホームページほかで公開されているメッセージムービー。

3.11を目前に、三陸地方の復興を支援する活動として「キット、ずっとプロジェクト」がスタートした。これは、岩手県三陸鉄道強化促進協議会、三陸鉄道、ネスレ日本、その他岩手県三陸鉄道沿線にある各観光協会や、運行再開の起点となる田野畑村の人々、および久慈工業高校の生徒などで結成された「キット、ずっとプロジェクト」委員会によるプロジェクトだ。

プロジェクトの目的は、三陸鉄道の復旧を応援することで、同地方の復興と観光誘致を目指すことにある。その背景には、被災後、線路や駅舎を失いながらも、地元高校生を地元の高校に通わせることを願い、復旧に懸ける三陸鉄道と、学生、夢や目標に向かって頑張る人を「キットカット」で応援してきたネスレ日本の想いが一致したこと。さらに、震災直後に一般の人から三陸鉄道へ「キット、復旧かなうよ」というメッセージと共にキットカットが送られてきたという経緯も、このプロジェクトにつながっている。

ネスレ日本では震災後、東北応援製品の発売を通じた寄付を実施。一時的なものではなく、今後も継続的な支援を検討していたこともあり、本プロジェクトを通じて三陸鉄道の全面復旧を予定している2014年まで長期的な支援を行っていく考えだ。ネスレ日本でこの活動を進めていくのは、コンフェクショナリー事業本部。キットカットブランドとして支援活動を実施していく。

現在、「キットカット」のホームページとフェイスブックページ、ならびにYoutubeでは、三陸鉄道と三陸地方の魅力を伝えるメッセージムービーを配信している。このプロジェクトでは国内だけではなく、世界に向けた発信も注力している。「キットカット」がグローバルブランドであることから、メッセージムービーも英語版を制作。また日本のみならず、世界20ヵ国以上で展開するキットカットのフェイスブックページを通じて、三陸地方の人々や三陸鉄道に対する応援メッセージを募集している。

4月1日には、三陸鉄道カンパネルラ田野畑駅でイベントを開催。美術作家の三田村光土里さんの原案、デザインで、列車と駅舎を「願いのサクラ メッセージアート」として展開する。地元高校生・住民が復興への願いをつづった「願いのメッセージ」とフェイスブックを通じて世界中から集まった「応援メッセージ」を桜の形に型どり、駅舎等に装飾する。イベントの様子は、当日Ustreamで中継予定だ。メッセージの募集期間は、3月31日まで。

4月以降の活動については、プロジェクトのホームページとキットカットのフェイスブックページで発信していく。