夏休みに入ると、学校や幼稚園の給食がなくなり、家庭では子どもの昼食を用意する機会が増える。Xでは、「毎日お昼ごはんをどうするか考えないと」と頭を抱える声や、仕事と子育てを両立する保護者から「夏休みの1日3食(絶望)」といった投稿が見られる。「夏休みだからってなんでそんなに増えるの?」と、給食がなくなった分の食費負担を実感する声も上がっている。
こうした中、コンビニ各社では8月、増量や大容量を前面に出した商品が相次いでいる。ファミリーマートは8月4日、ファミチキや千切りキャベツなど全13商品を価格据え置きで45%増量するキャンペーンを開始した。Xでは「食べざかりの子どもたちがいるのでありがたい」など、増量を歓迎する声も見られる。
セブン‐イレブンでは11日から、通常の「ブタメン」と比べて麺を約4倍にした「ブタメン超BIG」を順次発売する。ミニストップも7月31日、通常品の2倍の白桃を使った「得盛白桃パフェ」の販売を開始した。
様々な増量企画を打ち出す各社
ファミマは13商品を45%増量
ファミリーマートの「お値段そのまま おかわり45%増量作戦」は、8月4日から全国約1万6400店で始まった。初登場7商品を含む全13商品を、2週に分けて発売する。
3色そぼろ&チキン南蛮弁当(右が増量品)
第1週にはファミチキ、ハムサンド、豚しゃぶのパスタサラダ、千切りキャベツ、クレープ、甘栗、グミが登場した。商品の価格は通常時から変えず、重量や具材を45%増やしている。
11日からの第2週には、チキン南蛮を増量した弁当、大盛ミートソース、大盛たこ焼き、アイス、ポテトチップス、950ミリリットル入りのルイボスティーを投入した。もともと「大盛」のたこ焼きをさらに45%増やすほか、飲料や野菜まで対象とした。
ファミリーマートの増量作戦は、2021年の創立40周年を機に始まった。40周年という企業側の節目を、生活者にとって分かりやすい「40%増量」に置き換えた施策だ。
過去にも増量作戦は販売を大きく押し上げてきた。2023年には、増量したファミチキの売り上げが発売から6日間で通常品比約2倍に伸びた。周年企画として始まった増量作戦は、来店と売り上げを動かす定番の販促へと成長している。
2026年は創立45周年に合わせ、増量率を45%に引き上げた。3月に実施した企画が好調だったことから、8月には増量作戦として初めて、同じ年に2回目の開催に踏み切った。

