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“日本の良いものを日本へ”伝えるプロジェクト 新潟県の繊維メーカーによる「つもり展」開催

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tumori

「つもり」には雪のつもる故郷の不受、積み重なった時間、人が持つあそび心、そして未来への意志が込められている。

新潟県は、同県の繊維産業の強みを活かした産業振興事業『つもり』プロジェクトに取り組んでいる。これは新潟県産業労働観光部産業振興課が伊藤忠ファッションシステムの川島蓉子氏をプロデューサーに迎え、2011年にスタートしたプロジェクト。デザイン・プランナーらと県内繊維企業とのコラボレーションにより、その技術・品質を雑貨やインテリアといったこれまでと違う観点と切り口でアピールし、産業の活性化につなげていくことを目的としている。現在、県内にある11の企業が参加している。

このプロジェクトに参加する企業がそれぞれの特徴・技術力を活かしながら、さまざまなデザイナーらとのコラボレーションにより製作した製品を集めた展示会「つもり展」が、3月15日(木)~17日(土)に、ポーラ ミュージアム アネックスで開催される。

会場では、参加企業の展示スペースが設けられるほか、「つもり」プロジェクトオリジナル企画プロダクトが展示される。テキスタイル・ディレクションには梶原加奈子氏(KAJIHARA DESIGN STUDIO 代表)が、プロダクト・ディレクションには美濃部順一郎氏(美濃部巧藝代表)、丸若裕俊氏(丸若屋代表)、鶴本晶子氏(㈱セブンセブン クリエイティブ・ディレクター)が参加し、立体編みによるフラワーベース展カバー、千数百年に及ぶ歴史を持つ麻織物によるiPadケースなど、各メーカーの技術を活かしたモデル商品が展示される。「“日本の良いものを日本へ”――日本人が育んできた素晴らしい知恵と技術を、今という市場で活かしていくことはできないのかという普段からの問題意識を少しだけ形にして御披露目する場」と、川島氏。会場には、多岐にわたる素材をもとに新たな試みに挑んだ各メーカーの製作者たちも参加する。