電通は27日、マレーシア市場におけるメディア事業の強化・拡大を目的に、メディア事業に特化した新会社・電通メディアマレーシアを首都・クアラルンプールに設立、100%子会社として4月に営業開始すると発表した。
これまで同社では、アジア地域におけるメディア事業の強化を図るべく、「電通メディア・ネットワーク」として、メディア事業会社のネットワーク化を実施してきた。メディア事業会社の新設は、台湾、タイ、中国、インドネシア、シンガポール、インド、韓国、香港、ベトナムに続く10社目。
電通本社が培ってきたメディア事業のノウハウを活用するとともに、既存の現地総合広告会社の電通マレーシア、および電通ウタマと協業することにより、現地の日系企業やローカルクライアントに向けて、統合的なソリューションを提供したい考えだ。
従業員数は12人を予定、社長には電通マレーシアの現・メディアヘッドを務めるYap Chee Weng(ヤップ・チー・ウェン)氏が就任する。