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コピーライター 西尾忠久氏が死去

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コピーライターの西尾忠久氏が7月28日、食道がんのため死去した。1930年生まれ、82歳だった。

三洋電機宣伝部を経て、蟻田善造氏、梶祐輔氏と共に日本デザインセンターのコピーライティングのチーフに就任。トヨタ自動車、雑誌「太陽」、野村證券などの広告を担当した。「太陽」の創刊広告ではADC賞、朝日広告賞、毎日商業デザイン賞を受賞。その後、アド・エンジニアーズを設立し広告制作を引き続き手がけながら、著作活動などを通じて米国の優れた広告やその方法論を紹介。多摩美術大学でも38年にわたって教べんを執った。2004年東京コピーライターズクラブ 名誉殿堂入り。

著作に『フォルクスワーゲンの広告キャンペーン』『日本のコピーライター』『かぶと虫の図版100選』『DDBドキュメント』などの編著書、編訳書がある。

近年はクリエイティビティとその環境をテーマとしたブログ「創造と環境」を主宰していた。