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身近な“マイセン”から世界ブランド“メビウス”へ —国内ナンバーワンたばこブランドを刷新

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日本たばこ産業(JT)は8日、同社のたばこブランド「MILD SEVEN(マイルドセブン)」の名称を、全世界統一で「MEVIUS(メビウス)」に変更し、パッケージデザインも刷新すると発表した。

グローバルナンバー1の「プレミアムブランド」となることを目指した、中長期的なブランド戦略の一環としての取り組み。ブランド刷新にあたっては2年前にプロジェクトを発足し、詳細な検討を進めてきた。

「MEVIUS」の名称は、「MILD SEVEN」の「M」と「S」に「Evolution(=進化)」の「E」と「V」を加え、さらにブランドの「I」と顧客の「U(YOU)」とのつながりを表現しているという。またデザインは、「MILD SEVEN」の青の色調とシンボルマークを継承しながら、流れるように広がる曲線により「お客さまとともに終わりなき進化を続けていくブランドの姿勢」を視覚的に表現、また「プレミアムブランド」にふさわしい、洗練された高品質感にもこだわった。

「『MILD SEVEN』がこれまで培ってきたブランド価値を引き継ぎながら、顧客とともに終わりなき進化をしていくグローバルプレミアムブランドでありつづけたい」という意思を込めた。 同社が「MILD SEVEN」の展開国で実施した調査によると、新名称・新デザインともに高い評価を得ているという。

日本では、「MILD SEVEN」の名称はそのままに、11月にパッケージデザインを切り替え、来年2月に名称の変更を行う。海外ではすでに4月から新パッケージへの切り替えを始めており、今後1年をかけて新名称の導入を予定している。既存市場での新名称導入が完了した時点で、新たな市場への展開を進めていく方針だ。

サブプレミアム価格帯のブランドとしてJTグループのブランドポートフォリオの中核を担ってきた「MILD SEVEN」。

1977年に発売を開始し、翌78年から国内シェアトップを維持、“マイセン”の愛称でも親しまれてきた。一方、世界での展開は台湾や韓国、マレーシア、ロシアなど、アジアを中心とした17カ国にとどまっている。同社は、今後の利益成長を見据え、プレミアム価格帯の強化を重視。中長期的視野での戦略商品として「MILD SEVEN」を展開していくにあたり、今回のブランド刷新に至った。既存市場のシェア拡大に加え、欧州を含めた展開市場の拡大を目指す。