コラム

編集・ライター養成講座修了生が語る いまどきの若手編集者・ライターの生き方

広告業界で生きる編集者【前編】

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林龍太郎(博報堂 編集者/編集・ライター養成講座2002年春コース修了)

皆さん、はじめまして。博報堂で編集者をしている林龍太郎と申します。
広告会社で編集者ってどういうこと?と思われるかもしれません。

実は編集者は出版業界だけで活躍するわけではありません。インターネットメディアでも編集者は必要ですし、最近は広告業界でも編集者のニーズが高まっています。

具体的な例としては、企業が運用するソーシャルメディアへの対応です。読者の反応を読み取りつつ、常に面白いネタを見つけ、「いいね」を多く稼げる記事を素早く低コストで仕上げる。従来の広告クリエイティブでは対応しにくい、こういった業務で編集者のノウハウが必要になってきています。

またネットプロモーションの領域では、「コンテンツ化発想」が強く求められます。魅力的なコンテンツが山ほどあふれるネットの世界では、単なる企業側の広告やメッセージなど誰も見てくれません。世の中の流れを敏感に汲み取り、流行りのコンテンツやワードを上手く組み合わせて、消費者に注目されるものにすることが必要です。それはまさにこれまで雑誌編集者がやってきたことです。

QUICKJAPAN書影

QUICK JAPAN

私が前職で編集をしていた『QUICK JAPAN』という雑誌では、バラエティ番組や芸人、アニメ、マンガ、アイドルなどを特集してきました。雑誌時代に培った“面白いモノを見つけ出す嗅覚”だったり、“面白く魅せる編集手法”は、いまでも活かされていて、博報堂でのクリエイティブでもあまりもかわりません。あるテーマ(商品)を、いかに読者が面白がるように編集するか。特集作りみたいなものと僕はとらえています。

従来の出版ビジネスは厳しい、というのが一般的な見方ですが、編集者のノウハウ自体はいろいろな領域で必要になってきています。紙メディアにこだわるのもいいと思いますが、これから編集者を目指す人は、ボーダレスに仕事することも視野に入れて、どんどん活躍してもらいたいと思います。

 ※林龍太郎さんが語る『編集者になる方法』は10月17日(水)開催決定!
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林龍太郎(はやしりゅうたろう)
編集者・プランナー。成城大学卒。日立製作所に入社し、鉄道や新幹線の営業を担当。編集・ライター養成講座を受講し、卒後はマスコミ業界専門誌から編集キャリアをスタート。太田出版『QUICK JAPAN』編集部、フリーの編集者を経て、08年博報堂入社。エンゲージメントクリエイティブ局所属。東京インタラクティブ・アド・アワード金賞、アドフェスト金賞、スパイクス アジア銀賞、電通広告賞最優秀賞、中国国際広告際銀賞など。

第4回「広告業界に生きる編集者(後編)」はこちら

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