常に100個のプロジェクトを同時進行する人気プロデューサーのおちまさとさんは、「5年後には、1つの企業に勤めているだけでは稼げなくなる時代が確実に来る」と断言する。“自分らしさ”の追求とともに働き方の多様化が進む現在、“自分看板”で仕事をし、“成果主義”の時代に効率的に成果を上げるための方法について聞きました。

「やってもやっても残業がなくならない」、「きちんと仕事をしているつもりなのに、なぜか成果が出ず行き詰っている」、「自分はいつまでこの働き方を続けるんだろうか…」――日々の仕事の中で、そんな風に感じることはありませんか?ともすれば、ふとした瞬間に、これまでの自分の人生までは「ムダ」だらけだったかも…と途方に暮れる人もいるかもしれません。そう思ったのなら、それはチャンス。今まさに、世の中は大きなパラダイムシフトの真っ只中にあります。
もうすぐ、日本は世界的にもまれに見る少子高齢化社会に突入します。2050年には、人口は9700万人、高齢化率は38.8パーセントにまで上昇すると予想されており、実に2.5人に1人が高齢者という驚異的な時代が訪れます。そう、私たちは「2013年の老人」になるわけではなく、「2050年の老人」になるわけです。その頃には、世界の人口は100億人に迫る勢いとなり、温暖化や世界的な干ばつは一層進みます。まだ何とか年金が入り、食べ物が豊富にある現代の老人と同じようにはいきません。生産人口は減ったまま景気回復は見込めず、貧富の差は極端に広がるでしょう。