エシカル消費の特徴
エシカル消費は、従来のエコやフェアトレードとどこが違うと思われるかもしれない。しかし70年代以降出てきた従来のエコやフェアトレード商品の場合だと価格やデザインは犠牲あるいは後回しであった。当時エコ商品を推進する側は「ビジネス」というより「活動」ととられていたので、「環境保全や人権という正しいことなのだから、ファッション性、デザイン性は必要ないだろう」という発想が根底にあったとためと思われる。筆者自身学生時代から自然食や石鹸洗剤、マイ箸など「エコ」派と自負しているが、それでも「この値段で、このデザインはちょっと…」と思うような商品が多かった。