全入時代、大学の社会的責任(USR)が問われている(4)

上地

 大学という組織の特性を考えると、教授は研究室や学部・学科の独立性が強く、必ずしもトップダウンが効かないところがあります。大学は大きな組織でありながら、実は小さな独立組織の集合体で、しかも教授たちは一国一城の主ということで、全体の結束力は弱いと思います。また、職員の方々は縦割りが強く、数年で担当が変わります。そうすると、どうしても「余計な仕事を増やさず、前任者と同じ仕事をすればいい」という考え方になりがちです。

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