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WWF×京都の墨染め技術 古着の再利用促す「PANDA BLACK」プロジェクト開始

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WWFジャパンは、地球環境に配慮したライフスタイルの新たな提案として、京都の黒紋付染会社『京都紋付』の協力のもと、衣服のリサイクルプロジェクト『PANDA BLACK -REWEAR PROJECT 2013-』を開始する。ちょっとした汚れや傷で着られなくなってしまった服を「黒に染める」ことでもう一度着られるようにし、服をもう一度着る「REWEAR」という思想を社会に伝える。

日本では大量の服が日々捨てられ、リサイクル率は20%と世界の中でも特に低い。さらに、捨てられる服のほとんどがまだ着られる服だ。服の製造は、多くの自然資源を消費する。そこで、地球環境への負荷を減らす観点から、WWFがこの問題に取り組むことになった。

立案にあたっては、環境保全のシンボルとして世界中で親しまれているWWFパンダロゴの「黒」に着目。「黒染め」とは、元々日本の正装である黒紋付を染める技術。この技術を使い、汚れやキズがついた古着を黒く染め上げることで、新品のように変身させ、一着の服を長く大切に使おうと呼びかける。大正4年創業の京黒染めの老舗「京都紋付」が協力し、環境に配慮した黒染め染料、技術を使い、集めた服を黒に染めていく。古着の黒色への染め替えは有料で、その着衣の受付重量に応じて京都紋付よりWWFジャパンに対して寄付が行われる仕組みになっている。

WWFジャパンでは、本プロジェクトのスタートを飾るイベントとして、10月26日から東京 明治神宮外苑で実施されるデザインイベント「東京デザイナーズウィーク2013」に出店する。著名人から提供された服を黒く染め、その服への思い入れやエピソード、服の持ち主のプロフィール、染める前の服の写真が載ったタグとともに展示する。ブースでは、一般の来場客からの PANDA BLACK 染め直しの申し込みも受け付けるという。

同様のコンテンツは、プロジェクトの特設サイトでも公開。一般の人が PANDA BLACK に染めるための窓口として活用していく。


PANDA BLACK 特設サイトより