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コラム

第51回 宣伝会議賞 特設コンテンツ

第51回宣伝会議賞特別企画 トークイベントレポート@名古屋――岡本達也氏×野原靖忠氏

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第51回宣伝会議賞では10月1日~30日、これまでの歴代グランプリと社会・広告の動きを振り返るパネル展示を大阪・名古屋・福岡で開催しました。会期中には、各地を代表する広告クリエイターによる特別トークイベントも開催。現代の広告のあるべき姿や、宣伝会議賞への取り組み方のポイントなどが語られたイベントの模様を、ダイジェストでご紹介します。

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名古屋では10月19日、栄駅近くのNHK名古屋放送センタービル1Fプラザウェーブ21にて、電通中部支社・岡本達也氏と電通・野原靖忠氏によるトークイベントを開催した。テーマは「広告・言葉の力」。宣伝会議コピーライター養成講座でも講師を務める両氏。広告コピーを中心に「伝わることば」とは何かを紐解くとともに、宣伝会議賞の歴代入賞作品を見ながら「良い広告コピーとは何か」について意見を交わした。

かつて、ある広告アワードで競い合ったことで、互いの存在を意識するようになったという岡本氏と野原氏。「良いコピー」とはどのようなものなのか、その上でどうしたら宣伝会議賞で入賞できるコピーが考えられるのかについて、野原氏は「良いコピーとは、読んだ人に新たな発見を伝えるもの。新しい感情、新しい暮らし、新しいものの見方、新しい生き方…そうしたもの発見できるコピーになっているかが重要」と強調し、宣伝会議賞の歴代入賞作品や、野原氏が講師を務めるコピーライター養成講座の受講生が作った宣伝会議賞への応募作品を紹介。それぞれの広告コピーが、どのような発見を伝えているか解説した。

一方、岡本氏は「なぜ、宣伝会議賞を獲れないのか」という視点から、受賞に近づくためのポイントとして「他人が書きそうなものは書かない」「コピーの使用シーンを想像する」を挙げた。「その商品が、そこにある風景とない風景を想像する。そうすることで、改めて商品の価値を見出し、人の心を動かす表現を見つけることができる」と話した。

さらに、「実際の広告制作では、クライアントの競合を意識して表現を考えることが多い。しかし宣伝会議賞では、課題となっている商品や企業だけに焦点を当てるのではなく、カテゴリー全体を俯瞰する視点で考えたほうが、入賞できるコピーが生み出しやすい」と、実際の広告制作の現場における意識と、宣伝会議賞における取り組み方の違いについても言及。「講座でも、コツをつかむと僕らよりも優れたコピーを書いてくる人が出てくる。これまで広告コピーを考えたことがない方も、楽しいので、ぜひ積極的に応募してみては」と締めくくった。

次は、福岡でのトークイベントの模様を紹介します。お楽しみに!

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