日本最大の公募広告賞「第51回宣伝会議賞」(主催=宣伝会議)の贈賞式が19日午後、都内で開かれ、高崎真梨子さん(25歳/電通)のコピー「おかん、うまい。でも、多い。」(旭化成/サランラップ)が応募作品48万8916点の頂点に輝いた。
すでに発表されていたファイナリスト23作品の中から選ばれた。グランプリのほかコピーゴールド、CMゴールド、眞木準賞などが本日16時半からの贈賞式中に発表されたほか、協賛企業賞40点の制作者にも賞状と賞金が贈られた。主要賞の結果はこちらから。
贈賞式の会場でグランプリ受賞を聞いた高崎さんは、「まったく予想していませんでした。夢を見ているのかと思うくらいです」と声を震わせた。
企画意図については、「実家に帰ると、いつでも、おいしいごはんを作ってくれる母がいます。そんな母がいてくれてこそのコピーでした。早く母に報告したいと思います」と母親への思いをにじませた。
会場には特別ゲストとして、ドラマ『あまちゃん』や『明日ママがいない』の出演で注目を集めている優希美青さんが登場。宣伝会議コピーライター養成講座のイメージキャラクターでもある優希さんから、グランプリを獲得した高崎さんに花束が贈呈された。
審査委員長の仲畑貴志氏は、「視覚的にも、言葉のリズム感としても素晴しいショートコピー。ぶっちぎりのグランプリだったと思います」と講評。
最後に「12人のファイナリストの方も、応募総数約49万点という分母からみれば大いなる成果ですから、自信を持っていただきたい」と、残念ながら賞を逃したファイナリストらにもエールを送った。
宣伝会議賞は、広告表現のアイデアをコピーとCM企画で競う公募形式のコンペティション。1962年、雑誌「宣伝会議」の創刊100号を記念して創設された。企業の実際の商品を課題としており、40社が課題を提供した。応募作品数は年々増加傾向にあり、09年に30万点を突破。51回の今回、初めて40万点を超え、過去最高を記録した。
去年の「宣伝会議賞グランプリ」の記事はこちら
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