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窓を考える展覧会、東京ミッドタウンで開催

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東京ミッドタウンにあるデザインハブにて、「窓学“WINDOWSCAPE”展」が開催されている。この展覧会は、YKK APが2007年に立ち上げた窓を学問するプロジェクト「窓学」の一環で企画され、窓学の研究成果を発信する専門組織として13年に新設された「窓研究所」が主催している。

プレス内覧会の様子
左から能作文徳さん(東京工業大学助教)、山本絹子さん(窓研究所所長)、吉田忠裕さん、貝島桃代さん、五十嵐太郎さん

会場では、「窓のふるまい学」、「窓の街並学」、「窓の系譜学」のテーマごとに、世界各国の窓や街並の写真と図面で紹介している。そこに並ぶのは、窓学研究者の建築家、塚本由晴さんの研究室(東京工業大学)メンバーが7年の歳月をかけてアジア、中東、ヨーロッパなど約100都市で撮りためた写真や、窓が主役の図面、現地の雑貨などだ。

加えて、4月に開催されたデザインの祭典「ミラノサローネ」で、塚本さんと貝島桃代さんのユニット、アトリエ・ワンがデザインしたインスタレーション「WINDOWSCAPE」を紹介する。こちらでは、模型と映像の展示と、ミラノで好評を博した持ち帰ることができる窓のポスターも展示している。

ザ・リッツ・カールトン東京で行われたトークセッションの様子

一般公開に先立つ5月30日には、プレス向けの内覧会、その後場所を移し、ザ・リッツ・カールトン東京で、窓学総合監修を務める五十嵐太郎さん(東北大学大学院教授)、塚本さんによる窓学記念シンポジウムと、YKK AP代表取締役会長CEOの吉田忠裕さんも交えたトークセッションが行われた。「窓学のはじまり」をテーマに、人の生活における窓の重要性と可能性について語り合った。

●ワークショップ「窓のフィールドワーク 概要

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各回定員20名、事前申込制、参加費無料
日時:6月7日(土)10:00~16:00
講師:能作文徳(東京工業大学助教)、金野千恵(KONNO代表/日本工業大学助教)
内容:六本木周辺の魅力的な窓を探し、それをドローイングで図面にする。
申込方法:メールで申し込み
 windowscape.ws@gmail.com

●トークセッション 概要

各回定員100名、当日先着順、無料

6月7日(土)17:00~19:00

テーマ:「窓のフィールドワーク」
登壇者:能作文徳、金野千恵、川野真一(RADディレクター/リサーチャー)

6月14日(土)17:00~19:00

テーマ:「窓を語る」
登壇者:塚本由晴(東京工業大学大学院准教授/アトリエ・ワン)、
    佐藤浩司(国立民族学博物館民族社会学研究部准教授)、
    中谷礼二(歴史工学研究/早稲田大学教授)

※デザインハブでの展示は6月15日(日)まで。会期中無休(11:00~19:00)。

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