——具体的に、ガバナンスの利きづらい日本の組織において、全社を挙げたデジタルマーケティングの実践、さらにマーケティングの経営ゴト化を支援していこうと考えているのか。
例えば「Adobe Marketing Cloud」には、様々なチャネルを介して個別に蓄積される、顧客に関するプロファイルデータを統合・管理できる「Master Marketing Profile」というサービスが組み込まれている。まずは顧客データを統合することにより企業としてコンプライアンスや個人情報の管理が可能になり、日本の縦割り組織の弊害の改善にも貢献すると考えている。さらには顧客データを組織として統合し、活用することでマーケティング効果の最大化を図ることができる。その実践を牽引することで、マーケターは社内で一番顧客を理解する役割となり、経営の中でも重要なポジションを担っていけるのではないかと考えている。