【前回の記事「「ポエム」が、「説得コピー」に変わった瞬間!」はこちら】
商品購入者の口コミを誘発するには?
それは僕がまだカタログハウス(「通販生活」を発行する通販企業)に勤めていた頃、あるファミリーレストランで見かけた光景です。4〜5人の女性たち(おそらく40歳代くらいの主婦?)が、通販生活の商品についておしゃべりをしていました。
「この帽子はクチャクチャにたたんでバッグに入れても生地がシワにならないし、取り出した途端にツバの所もピンとして、すっごくいいのよ♪」
「わー!スゴ〜イ」(一同驚き)
「私のこの小銭入れね、口がこんなに広がるのよ、ホラ! だからレジに並ぶ時も焦らないですむの♫」
「ナルホド〜」(一同頷き)
「私はこの前、枕を買ったんだけどね… 」
あらかじめ品物を持ち寄るように示し合わせて計画的に行われたのか?どんな趣旨の会合なのかわかりませんが、どうやら集まった友人同士で、それぞれが購入した商品の品評会をしているようでした。
僕はたまたま、彼女たちのボックス席の近くに座ったので話が耳に入ってきます(声が大きかったこともありますけど…)。商品のクレームみたいな話が出てきたらどうしようかと内心ドキドキでしたが、大方は商品をホメてくれている様子だったので、安心してしばらく聞き入っていました。「へえ〜、口コミって、こういうことなんだ!」と思いつつ、「凄いな〜、この人たちカタログを見ないで、僕らが書いたコピーをちゃんとしゃべれるんだ」と感心&感謝の気持ちでいるうち、あることに気づきました。
「私家版・「通販コピー塾」」バックナンバー
- 「広告っぽい」言い方は、「政治家っぽい」言い方と似てる?(2015/6/09)
- コピーに関係する、「レイアウト」の話を少々。(後編)〜編集デザインは、読み手の目線を「誘導」するもの〜(2015/5/26)
- コピーに関係する、「レイアウト」の話を少々。(前編)〜ラフスケッチは「原寸!手描き!」が原則〜(2015/5/11)
- 編集者になったつもりで「広告」を見つめ直す。(2015/4/28)
- ネイティブ広告の「記事広告コピー」を変えなくちゃ!(2015/4/16)
- 「コンテンツマーケティング」から逃げるな!と言われて。 (2015/4/02)
- 「全日本DM大賞」の審査を終えて感じたこと。(2015/3/23)
- 動画系コンテンツばかりが、なぜモテる?(2015/3/02)
新着CM
-
AD
宣伝会議
【広報部対象】旭化成のグローバル社内イベント成功事例を紹介
-
広告ビジネス・メディア
グーグル、Cookie廃止を延期 利害調整…年内に終わらず
-
広報
「ぽぽちゃん生産終了」綴ったnoteが1200スキ以上を集めたワケ
-
クリエイティブ
2008年から続く東京ガスの企業CM、ルーツはラジオCMにアリ
-
マーケティング
来店客が若返り、新規客増…食品との併せ買い1.4倍 イトーヨーカドー
-
AD
マーケティング
Marketing×Technologyの力をすべてのヒトに
-
広報
市長アバターが英語で情報発信 横須賀市の生成AI活用
-
販売促進
友人同士の宅飲みを再現した居酒屋 若年層へのブランド戦略、サントリー
-
AD
特集
Hakuhodo DY ONE ―博報堂DYグループのデジタルコア