表現したいワタシ
以前、某劇場の支配人がこんな風に嘆いていた。
「最近は表現したい人がたくさんいて、それを見たい人が全然いない時代」
要するに——演者のなり手は多いんだけど、観客の減少に歯止めがかからない、と。
思うに、これも近年のSNSの普及がもたらした現象じゃないだろうか。今やSNSを介せば、誰でも表現者になれる時代。そして一度、その楽しみに目覚めた彼らは、以前のように一観客でいることに満足しない。
以前、某劇場の支配人がこんな風に嘆いていた。
「最近は表現したい人がたくさんいて、それを見たい人が全然いない時代」
要するに——演者のなり手は多いんだけど、観客の減少に歯止めがかからない、と。
思うに、これも近年のSNSの普及がもたらした現象じゃないだろうか。今やSNSを介せば、誰でも表現者になれる時代。そして一度、その楽しみに目覚めた彼らは、以前のように一観客でいることに満足しない。
メディアプランナー。エンターテインメント企画集団「指南役」代表。テレビ番組『逃走中』(フジテレビ)の企画原案、映画『バブルへGO!!』(監督・馬場康夫)の原作協力、雑誌連載「テレビ証券」(日経エンタテインメント!)の監修など、メディアを横断してプランニング活動を行う。著書に『キミがこの本を買ったワケ』(扶桑社)、『タイムウォーカー』(ダイヤモンド社)、『「考え方」の考え方』(大和書房)、『情報は集めるな!』(マガジンハウス)、『幻の1940年計画』(アスペクト)、『テレビは余命7年』(大和書房)ほか。ホイチョイ・プロダクションズのブレーンも務める。