【前回の記事】「「コンテンツマーケティング」から逃げるな!と言われて。 」はこちら
前回の最後に書いた通り、ネイティブ&バイラルに象徴されるマーケティング手法は、総じて
記事と広告のボーダーラインを見えづらくしていきます。
これは今後のコンテンツマーケティングを考える上で重要なポイントであると同時に、ネット以外の通販広告にも大きく関わってくることです。
記事(コンテンツ全般)と広告のボーダーラインには二つの側面がある
と思います。一つは、同じページの中に記事と広告が混在しているため区別しづらい…というユーザー側からの視点。もう一つは、クリック後に読ませるページの表現(コピー)の問題。こちらは広告を作る側からの視点です。今回は、どちらの影響も受けやすい「記事広告」(制作がメディア側、広告主側どちらの場合も含む)を例に話を進めましょう。
まずは「区別しづらい表示」について。たとえば、新聞に通信販売の「記事広告」が掲載されているとします。5段、10段、15段(1ページ)などのスペースがありますが、どの場合でもタイトルの字体や本文の大きさや段組みなどを、周囲の一般記事と似せて、あたかもその新聞の記事のような体裁をとります。いかにも「広告」だとスルーされてしまうので、
「記事」のように見せて立ち止まらせて「読んで」もらおうというわけです。
もとの発想は「ネイティブ」と変わらないですね。念のために「広告」の明示もあります。でも、それを確かめるまでもなく、
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向田 裕(通販クリエイティブディレクター/コピーライター)
向田 裕(通販クリエイティブディレクター/コピーライター)
通販クリエイティブディレクター。コピーライター。1990年に総合通信販売会社カタログハウス入社。同社発行「通販生活」の商品ページの企画・商品コピーを担当。95年より読み物ページも兼務。主な企画に「筒井康隆さん、断筆をやめて通販生活に小説を書いてください」(読物記事&CM連動企画)。98年よりテレビコマーシャル制作を兼務 、「じゃぁ、どんな生活がいいの?」「ブッシュ大統領そっくりさんCM」「読者投稿によるCM大賞作」「通販生活の著名人シリーズ」などの企画に携わる。2003年『ピカイチ事典』リニューアルに伴いピカイチ商品開発チームに参加。05年より 「ネット編集部」編集長。2011年より広告企画室 ゼネラルマネージャー。2014年独立後、通販メディア各種制作、コンサルティングの分野で活動。セミナー講師。
向田 裕(通販クリエイティブディレクター/コピーライター)
通販クリエイティブディレクター。コピーライター。1990年に総合通信販売会社カタログハウス入社。同社発行「通販生活」の商品ページの企画・商品コピーを担当。95年より読み物ページも兼務。主な企画に「筒井康隆さん、断筆をやめて通販生活に小説を書いてください」(読物記事&CM連動企画)。98年よりテレビコマーシャル制作を兼務 、「じゃぁ、どんな生活がいいの?」「ブッシュ大統領そっくりさんCM」「読者投稿によるCM大賞作」「通販生活の著名人シリーズ」などの企画に携わる。2003年『ピカイチ事典』リニューアルに伴いピカイチ商品開発チームに参加。05年より 「ネット編集部」編集長。2011年より広告企画室 ゼネラルマネージャー。2014年独立後、通販メディア各種制作、コンサルティングの分野で活動。セミナー講師。
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