OEM生産から脱却→自社ブランドへの切り替えで、どら焼き生産量世界ナンバー1に——丸京製菓「丸京庵」

ブランドを強化する3つのこだわり

米子発のブランドとして、大手メーカーの商品にも負けないブランド力を構築するため、丸京庵には次の3つのこだわりがある。

1.地域力を高める

米子発のブランドであるということは、丸京庵の重要なアイデンティティ。まずは地元から愛されるブランドであることが、県外、そして海外に展開する上で重要な基盤になると考えた。地元の人に「どら焼きと言えば丸京」「米子と言えば丸京」と感じてもらうことを目指して長年にわたって取り組みを進めており、例えば1998年、米子市から地元の運動公園・東山運動公園陸上競技場のネーミングライツを取得して「どらやきドラマチックパーク米子市民球場」と名付けた。いまでは、地元の子どもたちから「どらパー」の愛称で親しまれる存在になっている。同公園で開催されるスポーツ大会には毎回スポンサードして、景品としてどら焼きを寄付している。

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