「広告っぽい」言い方は、「政治家っぽい」言い方と似てる?

【前回の記事】「コピーに関係する、「レイアウト」の話を少々。(後編)〜編集デザインは、読み手の目線を「誘導」するもの〜」はこちら

このコラムも、いよいよ最終回を迎えました。最初の頃は、テレビCMや企業広告などのイメージ的なコピーと、通販コピーの「違い」について書き始めました。前者に対して、通販コピーはある程度の長文で読み手を「説得」するもの。だから、それぞれに書き方のコツがありますよ、と。その違いをできるだけ分かりやすく紐解いて、通販コピーを少しでも「売れる」原稿に仕上げましょうよ、と。でも回を重ねるごとに、だんだんと一つの事が気になってきました。それは、イメージコピーや通販コピーという前に、そもそも「広告」自体が消費者たちに避けられている…

たとえば、ネット上のバナーがクリックされなくなってきたのは、それが一見で広告と識別できるからです。人によっては、最初からブロックをかけてバナー広告が表示されないように設定してしまいます。また最近では、新聞販売店に「折込みチラシ」を抜いて配達して欲しいという依頼が増えているそうです。家電メーカーはテレビCMを自動的にスキップして再生・録画できるDVDレコーダーを開発しようとしています(発売には「待った!」がかかったらしいですが)。どうして、そんなに皆で「広告」を避けようとするのか?  

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向田 裕(通販クリエイティブディレクター/コピーライター)
向田 裕(通販クリエイティブディレクター/コピーライター)

通販クリエイティブディレクター。コピーライター。1990年に総合通信販売会社カタログハウス入社。同社発行「通販生活」の商品ページの企画・商品コピーを担当。95年より読み物ページも兼務。主な企画に「筒井康隆さん、断筆をやめて通販生活に小説を書いてください」(読物記事&CM連動企画)。98年よりテレビコマーシャル制作を兼務 、「じゃぁ、どんな生活がいいの?」「ブッシュ大統領そっくりさんCM」「読者投稿によるCM大賞作」「通販生活の著名人シリーズ」などの企画に携わる。2003年『ピカイチ事典』リニューアルに伴いピカイチ商品開発チームに参加。05年より 「ネット編集部」編集長。2011年より広告企画室 ゼネラルマネージャー。2014年独立後、通販メディア各種制作、コンサルティングの分野で活動。セミナー講師。

向田 裕(通販クリエイティブディレクター/コピーライター)

通販クリエイティブディレクター。コピーライター。1990年に総合通信販売会社カタログハウス入社。同社発行「通販生活」の商品ページの企画・商品コピーを担当。95年より読み物ページも兼務。主な企画に「筒井康隆さん、断筆をやめて通販生活に小説を書いてください」(読物記事&CM連動企画)。98年よりテレビコマーシャル制作を兼務 、「じゃぁ、どんな生活がいいの?」「ブッシュ大統領そっくりさんCM」「読者投稿によるCM大賞作」「通販生活の著名人シリーズ」などの企画に携わる。2003年『ピカイチ事典』リニューアルに伴いピカイチ商品開発チームに参加。05年より 「ネット編集部」編集長。2011年より広告企画室 ゼネラルマネージャー。2014年独立後、通販メディア各種制作、コンサルティングの分野で活動。セミナー講師。

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