本年度は最多応募数を記録、グッドデザイン賞1337件が決定

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日本デザイン振興会は、グッドデザイン賞2015年度の受賞結果を発表した。

本年度のグッドデザイン賞は、商品や建築、ソフトウェアほか、各種の取り組みなどののべ3568件のデザインを対象に、審査を実施。その結果、1337件の受賞(企業数909社)込めが決定した。本年度は、昨年より79件の応募増となっている。

デザイン振興会では、本年度受賞作品を象徴するキーワードとして、丁寧、根元、変革、構想、厚意、寄与という6つの言葉が挙げている。

グッドデザイン・ベスト100受賞作品より

本年度、同賞では審査体制を一新。永井一史氏を審査委員長に、柴田文江氏審査副委員長に迎え、海外の12名を含む80名の審査委員会を編成し、3か月にわたる審査を行なった。

さらに新しい試みとして、デザインがいま向き合うべき重要な領域を12の「フォーカス・イシュー」として設定。さまざまな社会課題とデザインとの関わりに評価のポイントを置くととともに、応募されたデザインの意義や価値をこれまでにも増して深く読み解くことを心がけた上で、審査に臨んだという。

永井審査委員長は「多様性にとんだ受賞となった。デザインと社会との関係が変わってきているのを感じる。グッドデザイン賞はモノからコトへ、さらに背後の仕組み、そしてモノにいたるプロセスもデザインととらえ、それを更新して続けている。今年はデザインがより浸透したため、より多様な応募があったのではないかと思う。デザイナーだけではなく、デザイナーが中心ではない、あるいはデザイナーがいないプロジェクトなどもエントリーされ、それが評価されるようになった。受賞作品は、これから社会の在り方を示しているように思う」と話した。

3568件の受賞作品には「グッドデザイン・ベスト100」が含まれるほか、東日本大震災の復興促進を目的に2011年度より実施している特別措置での受賞60件、海外デザイン賞との連携に基づく受賞(タイ、インド、シンガポール)受賞51件、ジャパニーズファニチャーセレクション9件も含まれる。

すべてのグッドデザイン賞受賞デザインの中で、独自性、提案性、審美性、完成度などの点で特に高く評価された100である「グッドデザイン・ベスト100」は、特別賞各賞の候補となる。

また、グッドデザイン・ロングライフデザイン賞については、本年度はニコン「NikonF6」、ニベア花王「ニベアクリーム」、MUJI HOUSE「無印良品の家『木の家』」など、33件(28社)が受賞している。

なお今後の大賞決定までのスケジュールは次のようになっている。

10月30日

・グッドデザインエキシビジョン2015[G展]を開催(11月4日まで。東京ミッドタウン)
・グッドデザイン大賞 一般投票開始
・グッドデザイン特別賞、同大賞候補を発表。

11月4日

グッドデザイン賞表彰式、グッドデザイン大賞選出

2016年3月

受賞年鑑発売


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