「宣伝会議」12月号(11月1日発売)に、ニューヨーク視察研修ツアーのレポートを掲載します。視察から見えてきた米国広告ビジネスの今、そして日本の広告界がめざすべき方向性を5つのキーワードで捉えます。こちらも、ぜひご覧ください。
テクノロジーの発展とスマートデバイスの普及により、消費者と企業・ブランドが24時間365日つながることが可能となった現代。企業コミュニケーションにおいて必要とされるコンテンツの量は増える一方だ。加えて、さまざまなメディア・チャネルが、消費者の可処分時間を奪い合う時代、消費者の目を引き、心を掴む、効果的なコミュニケーションを実現するためには、クリエイティブの力が不可欠となっている。いかにして質の高い写真やイラスト、動画などのビジュアル素材を効率良く入手するかは多くの企業に共通する課題と言えるだろう。
2003年に創業したShutterstockは、こうした環境下で急成長を遂げてきたストックフォトサービスだ。6000万点を超える著作権フリーの写真、イラスト、ベクター画像、音楽、動画といった素材を、マーケティングや広告デザイン・制作に活用したい広告会社やデザイン・制作会社、メディアといった法人、および一般ユーザー向けに販売している。ユーザーは世界150カ国・150万人(法人+個人)にのぼり、1秒に4点のペースで何らかの素材がダウンロードされている。豊富な素材は、Shutterstock自身が撮影・制作したものではなく、100カ国に約8万人いる寄稿者・アーティストによって提供されており、毎日5万点にのぼる素材が新たに追加されている。
