ラナエクストラクティブ×Dropbox
大きなファイルのやり取りや、サーバーの空き容量を作るのに苦心し、気づけば結構な時間を費やしている。そんな心当たりがある人も多いのではないだろうか。本当に必要なクリエイティブに専念するため、ラナエクストラクティブでは今年6月、法人向けのファイル管理・共有ツール「Dropbox Business」を導入。その活用について、Dropbox Japanの植山周志さんが、ラナエクストラクティブのアートディレクターの秋山洋さんと吉岡洋司さんに聞いた。
左から、Dropbox Japan コンバージョンマーケティング ジャパンリード 植山 周志さん、ラナエクストラクティブ チーフ/アートディレクター 秋山洋さん、同アートディレクター/デザイナー 吉岡洋司さん。
スタッフ全員が「考える人」だから効率はすごく大事
植山
今日はクリエイターのお2人とお話しできるのを楽しみにしてきたんです。Dropboxの話はもちろん、皆さんが普段どうアイデアを考えているのか知りたくて。
秋山
ありがとうございます。ラナエクストラクティブはインタラクティブ企画を中心に据えたクリエイティブエージェンシーです。Web制作にとどまらず、最近はクライアントの要望の上流部分までさかのぼり、映像やイベントなども含めて、あらゆる可能性を模索して提案するようになっています。その中で私と吉岡はデザインチームに所属しています。
植山
最新のアニヴェルセルの動画を見て、花嫁の父に自分を重ねて思わず泣いてしまいました。例えばこういう仕事はどういう企画書から始まるんでしょう?
02 ANNIVERSAIRE「22m STORY」。22m=バージンロードの距離をモチーフに、男女それぞれの視点で結婚に至る男女のストーリーを表現した動画。
秋山
提案の時には、コンセプトや世界観が中心で、実は細かくシーンの説明などはあまりしていないんです。弊社の強みは、きちんと世界観を作り込んで、そこから提案して実現していけること。世界観を大事にするから、実はプレゼンでもカンプはつくらずに手書きのイメージだけで説明することも多いんです。
植山
普段数値でごりごり企画書を作っている自分からは想像がつかない世界ですね。お2人はアートディレクターですが、ラナエクストラクティブの中では具体的にどんなことをされているのですか?