情報拡散のポイントは「強い入り口」と「広がる出口」
鷹觜氏は、地域から世界へ情報を拡散する“鉄板セオリー”を「強い入り口、広がる出口」と紹介した。インターネットは“待ち”のメディアだ。そこでビジネスを成功させるには顧客が「これを買う」という強い目的を持って入る「強い入り口」が必要だ。浜のミサンガでは入り口として、人のエモーショナルな側面に訴える動画を制作した。「インターネットのページは口コミ製造工場。シェアしてもらいやすいキーワードやビジュアルをわかりやすく配置して情報が『広がる出口』を作る。それによって情報の拡散がスパイラルアップしていく図式をつくった」と鷹觜氏。「フラットな時代で一番価値があるのは“シェア”だ。シェアされるのは自分や自分の周りの人にとって有意義な情報で、そうした情報を発信できれば、資金力や規模の大小に関係なくどんな地域にも勝つチャンスがある」と強調した。