「リレーションシップ」と「五感」がキーワード
審査委員長を務めた恩藏直人・早稲田大学商学学術院教授は、近年のマーケティングのトレンドからDMの果たす重要性について解説した。
■恩藏直人審査委員長コメント
近年、マーケティングがより緻密なものになっています。かつては、お客さまを次々に獲得していく発想で「ハンティング」に例えられていましたが、最近は長く付き合うことに重きが置かれ、「リレーションシップ(関係性)」といった言葉がよく使われています。それはハンティングに対して「ガーデニング」とも言われます。グランプリを受賞した山代温泉 宝生亭は、その「関係性」の発想で、限られたお客さまとさらに良い関係をつくることを実現されました。
