全てのステークホルダーを巻き込めるストーリー
ただ、ここで多くの企業が陥りがちなのが、カスタマーセントリックの本質をはき違え、無責任に消費者に判断を委ねてしまうことです。「共創マーケティング」が日本の企業で、なかなかうまくいかないのも、この本質の読み違えにあると思います。消費者インサイトを深掘りしつつ、一方では自分たちの商品・サービスの他にはない絶対無二の特性を見つけ出す。そして消費者インサイトとその絶対無二の特性との接点を生み出すようなシナリオをつくり出すことが、成果につながるカスタマーセントリック思考の実践なのです。