打席に立ち続けることでスキルが磨かれ、仲間も増えていく
中島監督は最後に、「自分にとってCMとは、企業と生活者を気持ちよくつなぐもの。企業と生活者がお金だけでなく、気持ちでつながれるような関係をCMで作っていきたいと考えている」と自身のCM観を伝えた。また、若手クリエイターへのアドバイスとして、「僕は自分自身に才能がないというところからスタートしたけれども、34年間も打席に立ち続けてきたことが自分を磨いてくれた。だから、今もう作り始めている人は、どうやったら続けて行けるのかを考えたらいいと思う。続けられる=仕事をお願いしてくれる人がいる、つまり人の役に立てているということです。続けていけば、やがて周りにいいネットワークができて、どんどんいいCMが作れるようになってくる。協力してくれる人を増やすのに大事なのは、現場を『明るく、仲良く、気持ちよく』するように気を配ることです」と語り、参加者にエールを送った。