調査結果から広告主は何を学べるのか?
今回の結果から広告主は何を学べるのだろうか。ヤフーの高橋氏は、データをもとにターゲティングと効果測定を行うことが重要だと語る。
「前提として、『マイナビ転職』のように広告を配信する前にユーザーの関心度に基づいてターゲットを設定することが大切です。その上で、今回、転職を意識していないAグループで『石原さとみ』さんという検索キーワードが上昇したことからも分かるように、ターゲットごとに異なるゴールを定める必要があります。たとえば、転職しうる有職者であれば、サービス名の純粋想起、過去にマイナビ転職以外の転職関連サイトへ訪問したことがある人は会員登録などが考えられます。そして、そのターゲットごとに適切な広告クリエイティブ、最適なコミュニケーション戦略を検証しながらPDCAサイクルを回すことができれば、さらなる広告の改善につなげられるはずです」(高橋氏)。