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新・Webメディアの作法(後編)~編集者が撮る動画は、テクロノジーでサポート~

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【前回の記事】「Webメディアの新作法 編集者の現場はここまできている! 新しい技術・手法(前編)」はこちら

アドタイ読者のみなさん、こんにちは。サイバーエージェントで、編集と記事広告(エディトリアルアド)にかかわる仕事をしている尾田と申します。現在、Webタイアップ広告の専門組織、エディトリアルアドスタジオ(EAS)という部署のスタジオ長と兼任で、SILLY(シリー)というメディアに注力しています。20代~30代前半ぐらいまでのミレニアム世代を対象にしたWebマガジンなんですが、ここにかかわるスタッフは20代が多く、メディアと同様に編集作業のありようが大きく変わりつつあるのを日々実感しております。

今回も、宣伝会議さんで行ったメディアに関する編集術の特別講義の内容を踏まえてお送ります。今回のテーマはずばり“動画”です。

※撮影モデル : 大口 遼 ( Metacraft )

Webメディアの編集者が動画撮影する時代、ついに到来!?

広告界でも注目が集まる動画。それまでテキストやスチール写真を扱うことが多かったWebメディア編集部も、動画作成に関わるケースが多くなってきていると思います。ムービー制作専門のプロダクションに発注すればいいのですが、時間やコストの問題でそこまで賄いきれない場合、編集者がiPhoneで動画撮影するのもひとつの手段です。例えば、下記のようなライブレポート動画も、iPhoneで僕が撮影したものです。

 

都内のライブ会場、スタジオコーストから、砂町運河の桟橋をぬけて、新木場駅まで。ずっと前方にカメラを向けて後ずさりしながら撮影をしています。ほとんどカメラがぶれずに撮れているのがわかりますでしょうか? これはスタビライザーというカメラの“ぶれ”を機械的に制御して止める機械を使っているためなのですが、かなり便利です。

実際に使っているのは、このSwiftCam。プロ用の機材だと、両手でしっかりと支えるような大掛かりなものになるのですが、このSwiftCamは、iPhoneをセットして撮影するスティック型のスタビライザーです。映像自体は、iPhoneのカメラそのものなのですが、ブレがなくなり、まるでレールにのせて撮影したかのように滑らかに撮れるので、映像が一気にプロっぽくなります。アングルも、スタンドに固定するのと違い自由自在なので、いろんな場面に対応できるのが魅力です。

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