アカツキのクリエイティブチームの皆さん。
「ゲームの力で世界に幸せを」をミッションに掲げるアカツキは、2010年の創業以来、モバイルゲームの分野で成長してきた企業だ。最近はゲームで築いたノウハウやテクノロジーをリアルライフ領域にも展開。社内のクリエイティブチームは、それらの領域を横断する形で制作に挑んでいる。
職種を細かく定義せずどんな仕事にも挑む
現在、アカツキの事業は、モバイルゲーム事業とライブエクスペリエンス事業(以下LX)が主軸になっている。LXでは、2016年6月に株式会社そとあそびを子会社化すると共に、レジャー・アクティビティの予約サイト「そとあそび」の運営を開始した。一見、ゲームには関係ないように見えるLX事業だが、ゲーム企画力やプロデュース力、サービス開発の技術力、運用力、海外でのオペレーション力など、同社がスマホゲームの制作やプロデュースで培った強みによって実現されている。
「LX事業は、ライブ(リアルな、ワクワクする)・エクスペリエンス(体験)の意味で、ゲームだけではなく、現実世界にもワクワクする体験を人々に提供したいと考え始まった事業。現在、アカツキオリジナルのサービスも開発中です」と話すのは、同社クリエイティブディレクター 村上一帆さん。
村上さん率いるクリエイティブチームは、スマホゲーム事業とLX事業のどちらも手がけている。二つの領域への対応が可能なのは、クリエイティブチームの編成に理由がある。「当社では事業ごとにデザイナーを分けていません。ゲームでもサービスでもデザインの本質に違いはなく、いかに目的に沿ったデザインを実現できるかが重要と考えているからです」(村上さん)。