――ゴールイメージをクライアントとどこまで共有できるかがカギですね。奥村氏
印刷分野に限らず、マーケティングやプロモーションの企画制作に携わる方は、つい業界内の共通語が口をついてしまった、という経験が一度はあるのではないでしょうか。
佐伯氏
結果、クライアントの皆さまが首をかしげてしまい、本当は効果が見込めるアイデアなのに、うまく伝えられないということが起きてしまうのかもしれません。前例のないアイデアこそ、消費者に驚きを提供し、大きなインパクトを残すことができるものです。ただ、往々にして、そういったアイデアは言葉による説明が難しい。提案を受ける側、提案をする側の間で、同じイメージを描きづらいからです。