レベニューシェアの業界スタンダードをつくりたい
GOの柱である「事業クリエイティブ」は、「コアアイデアから始まる」と三浦さんは言う。ここで言う「コアアイデア」の意味は、広告のコアアイデアとは違う。
「例えば、ライザップは、『「人は変われる。」を証明する』、つまり自己実現カンパニーであると自社を規定しています。このコアアイデアが明確だから、ライザップは英会話事業やゴルフ事業などへの横展開が可能になっています。僕が担当した車イスのCOGYは、以前はコアアイデアが『足こぎ車いす』でしたが、これでは足が不自由な人が乗ろうと思いません。そこで『あきらめない人の車いす』とすることで、ユーザー層が広がりました」。このように事業アイデアにも、コミュニケーションにも、コアアイデアがあれば一貫したアウトプットの方向性を規定できる。
