理念と仕事の接点をつくる
発表から1年が経過し、新しい経営理念が社内に少しずつ浸透している実感があるという。西田氏は「様々な年代・役職の社員が共感できるよう、多様な言葉で表現されていることが大きい」と分析する。理念の中で社員が特に接点を持つのが、日々仕事をするうえで行動の拠りどころとなる、バリュー(価値観・行動指針)の“7 Actions”だ。「当初は、『新しい言葉ができたらしい』程度の認識だったと思います。その後、社員総会や社内報を通じて理念と接点を持つたびに、言葉の意味を考えてみたり、自身の仕事に後付けしてみたり、少しずつ咀嚼しているのでは」と、西田氏は考えている。
