【ワカテの方が、ワカッテる?】注目のU30インタビュー:lyrical school篇

【前回コラム】「【ワカテの方が、ワカッテる?】ADK「相棒採用」が学生の心を掴んだ理由」はこちら

写真左からhimeさん、キムヤスヒロさん、minanさん 写真:新谷有幹
第1回に続き、「広告業界の若手が選ぶ、コミュニケーション大賞」(ICA)の審査員を務めるワーキンググループのメンバーがお届けする【ワカテの方が、ワカッテる?】。第2回より、広告業界外で活躍する注目のU30にインタビューしていきます。

今回は、lyrical schoolメンバーのminanさんとhimeさん、そしてプロデューサーのキムヤスヒロさんに、ワーキングメンバーである電通の檀上真里奈と読売広告社の山田祐衣がインタビューしてきました。

lyrical schoolといえば、前年度の若手が選ぶコミュニケーション大賞のファイナリスト作品にも選ばれた、スマホ視聴に特化した縦型ミュージックビデオ『RUN and RUN』が話題となりました。このMVの制作裏話や、注目の若手として3人がいま思うことを聞きました。

—改めて、昨年の「広告業界の若手が選ぶ、コミュニケーション大賞」でのファイナリスト選出おめでとうございました!この記事で初めてlyrical school(以下 リリスク)を知る人もいると思うので、まずはリリスクってどんなグループか教えていただけますか?キム:

リリスクは、女の子5人組のヒップホップアイドルユニットです。簡単にいえば曲の中でラップする女の子のグループです。結成して…来年でもう7年目ですね。最近メンバーチェンジもしてだいぶ雰囲気も変わって。新体制で頑張ってるところです。

同世代の友達同士が再会して生まれたスマホジャックMV
『RUN and RUN』ミュージックビデオ

 —昨年の「広告業界の若手が選ぶ、コミュニケーション大賞」のファイナリストに、『RUN and RUN』のミュージックビデオが選ばれましたが、そもそもあのMVがどのように生まれたのか教えていただけますか?キム:

話がだいぶさかのぼるんですが、もともとリリスクのアートワークを手がけているデザイナーのmza(モザ)君と、今回の『RUN and RUN』MVの企画者でもあるプランナーの栗林和明君とは、プロデューサーの僕が学生時代の友達なんです。みんなで作ってた『NEWTRAL』っていうフリーペーパー内の企画でリリスクを立ち上げたんですよ。そのあと3人の中で栗林君だけが広告会社に就職して、僕とmza君は就職せずリリスクを頑張ってという感じでした。

「いつか一緒に仕事したいね」とはずっと話していたんです。で、この『RUN and RUN』をリリースするタイミングでなんかできないかねと。栗林君は広告の仕事の中でも、いわゆるバイラルムービーを得意としてるタイプなので、じゃあリリスクでバイラルムービー作ってみようと、自然とそうなりました。

企画的には、ちょうどスマホが普及して縦型のビデオのコンテンツが実際増えてきてる時で。音楽聴くのもみんなスマホで聴くのが当たり前だし、ミュージックビデオも徐々にスマホで観る方が主流になってきた時期でした。だから、縦型のミュージックビデオで、スマホ視聴に特化したものを作ったらどうなるのかみたいなことに単純に興味がありました。これを見た視聴者がどういうリアクションをするのか?、どういう気持ちになるのか?みたいな興味が最初のきっかけでしたね。

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