LIXIL、グレイプに聞く、共感を誘う記事でブランド認知を強化するには

コンテンツマーケティングを実践するLIXILでは、読者の興味に合わせたレコメンドを行う「Outbrain」のサービスを使ったコンテンツ配信を行っている。またWEBメディア「grape」とのタイアップ記事の制作を行い、コンテンツを通じたブランド認知を高める取り組みを強化している。ここでは、アウトブレイン ジャパン、LIXIL、グレイプの3社による対談を行い、潜在顧客にアプローチするための、コンテンツマーケティングのあり方を探る。

(左から)
アウトブレインジャパン株式会社 社長 嶋瀬宏氏
株式会社LIXIL マーケティング本部 宣伝部グループリーダー 長島純氏
株式会社グレイプ 常務取締役 メディアビジネス担当 東力丸氏

潜在顧客にアプローチするために

嶋瀬宏氏(以下、嶋瀬):

まずは、それぞれコンテンツマーケティングに対してどのように取り組んでいらっしゃるのか、概要をお聞かせください。

長島純氏(以下、長島):

私たちが扱う商材には、窓、トイレ、浴室、キッチン、玄関ドアなどがあります。いずれもいわゆる“足の長い”商材で、かつ、日頃はあまり意識されない存在です。そのため、当社のWEBサイトを訪問されるお客さまは、すでにリフォームや交換などの必要性を感じている方や、商材の比較検討に入っている段階の方など、すでに行動を起こしている方が多い。

そのため、まだ行動を起こしていないものの潜在的に「なんとなく住みづらさを感じているけれど、まだリフォームは考えていない」「わざわざ相談するほどではないけれど、小さな困りごとはいくつかある」という方には「住まいの悩み」を入口にアプローチし、「住まいの悩み」すら感じていない方に対しては、一般的に興味を持って頂けそうな、例えば、健康や料理、動物、メイクなどを切り口に、まずは弊社や弊社の商材を知っていただくようなアプローチを行うことで、未来の顧客を開拓しなければなりません。

それには、コンテンツマーケティングが適しているのではないかと考えています。

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