2017年10月4日、サイバーエージェントの連結子会社でアドテクノロジー事業を行うAJAが主催する「Ameba Summit」の第1回イベントが開催された。「Ameba Summit」はコンテンツレコメンドソリューション「AJA Recommend Engine」や広告マネタイズプラットフォーム「AJA SSP」などを提供するAJAが、メディアのマネタイズ担当者を対象に企画したセミナー。セミナーでは、サイバーエージェントが運営するブログメディア「Ameba」の効果的だった施策から失敗施策までの事例をもとに、「Ameba」が広告収益を前年比120%向上させた知見を特別公開した。
効果的だった5つのマネタイズ施策を公開
第1部では、「YonYで売上120%増!アメブロが行ったマネタイズ 効果的だったTOP5&失敗ワースト3」と題し、サイバーエージェントの田平淳二氏とAmebaカンパニーの梅本拓馬氏の二人による、パネルディスカッションを行った。ファシリテーターはAJAの小越氏が務めた。
すでに確立された収益モデルから離れ、ユーザビリティの向上を優先しながら5つのマネタイズ施策を実施。結果として前年同期比120%の増収をもたらした。
具体的に紹介されたのが以下の5つの施策だ。
① 広告配信サーバーの内製化
他社サーバー使用時に比べて、コストの軽減やロジックなどブラックボックスとなっていた箇所の明瞭化、障害時の対応速度改善が実現できた。
② 新フッターモジュールの導入
記事下に出る広告モジュールのことで、コンテンツと広告が混在するネイティブアド形式でレコメンドされるウィジェット。回遊性の向上につながったため、収益性が115%向上した。
③ 広告表示改善
広告とその周辺領域も含めたデザインのABテスト形式検証を繰り返し行い、最適なものを選択し続けることにより最終的にRPMが大きく向上した。
④ 速度改善





