多くの人の共感を呼ぶ「FASTAID」
佐藤:
僕は今回のプロジェクトで進めたプロセスが、料理に似ているなと感じています。冷蔵庫の中に素材がいっぱいあって、どんな料理をつくるかを考えるとき、まず食べてもらう相手を考えますよね。例えば健康に困っているおばあちゃんなのか、筋トレしている青年なのか。誰のために何をつくって、その人をどうしてあげたいのか。それと同じように、世界や生活を見て、アイデアを出していきました。ただ、今回は誌面がメインのプロジェクトだったので、事業スケールの視点はあまり入れていません。言葉は悪いかもしれませんが、その分、自由に考えさせていただきました。