—これから広告会社はどう変化していくべきだと思いますか?
山本:
広告という仕事を通じて獲得して磨いてきたはずの、私たち能力を拡張し、活用して、応用する。その場面を広げていくのが、これからの広告会社に必要な変化だと思います。ここには広告に携わっている人が多くいるのであえて申し上げますが、そのためには広告・広告業界というものの社会的な存在価値をもう一度問い直す必要があると思います。それは必要なのか、役に立っているのか。「広告は役にたっている」という自覚にたどりついたなら、その自覚を持って変わっていく。ものすごく大きく変わっていくことで、広告・広告業界・広告会社がこれまで以上に世の中の役に立つように変貌していくことを考えていかなくてはいけない。私たちの本質的な価値、本質的な存在意義に立ち返って、世の中の役に立てるように変わっていきたいと思います。
