こんにちは、電通CDCの嶋野裕介と申します。
2年連続でカンヌライオンズに来させてもらいました。
「勉強と研修」が趣味なので、世界中のクリエイターとキャンペーンが集まるカンヌはまさに楽園で、毎日朝から晩まで楽しくキャンペーンを見ていました。
結論からいうと、今年のカンヌに「王者」はいません。
昨年の“Fearless Girl”のような圧倒的応募作はなく、今年はこれ!と言い切れる年ではなかったです。
(※
はまとめやすかったのですが…。)
ただ、今年のカンヌは大手企業や国家単位による大きなキャンペーンが上位の受賞を占めており、その分大きな成果を出しているものが多かったです。
そうしたキャンペーンに使われていた手法は、きっと今後日本でも必要になってくるものだと思われるので、今日は2つほどご紹介します。
1、スマート・ハッキング(Smart Hacking)
既存のプラットフォームの仕組みや構造を上手に使い、話題をつくる手法です。昨年、バーガーキングがGoogle homeをハッキングしたCM「connected whopper」は後で怒られていましたが、今年は合法的にプラットフォームの規則を活用した企業が増えていました。
まず事例を2つご覧ください。
