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コラム

澤本・権八のすぐに終わりますから。アドタイ出張所

草彅剛さんとコラボして「この人は只者ではない」と思った(ゲスト:ヒカキン)【後編】

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【前回コラム】「伸びるユーチューバーは実は「編集」を頑張っている!(ゲスト:ヒカキン)【前編】」はこちら

今回のゲストは先週に引き続き、子どもが憧れる職業「ユーチューバー」の象徴ともいえる、ヒカキンさん。テレビとYouTubeの今後、自身のユーチューバーとしての今後など、未来について語ります。

今回の登場人物紹介

ゲストのヒカキン。

※本記事は10月25日放送分の内容をダイジェスト収録したものです。

草彅剛はやはり「只者じゃなかった」

中村:ヒカキンさんはCMやテレビ番組にも出られていますけど、出てみてどうですか?

ヒカキン:テレビもCMもかなり勉強になっています。ユーチューバーは誰でも出られるわけじゃないので、そこで僕はプラスだなと思っています。

権八:たとえば、どこが勉強になりますか?

ヒカキン:まずCMでは、映り込みでこのシーンに映っているからやってと言われたり。ユーチューバーが家で1人で撮っていると、そういうところを知ることがないですよね。あと、本当はこの場所だけど、位置がこっちでいいなど。そういうのもプロの現場に行かないと体験できないことで、そういう細かいところから学ぶことが多かったりします。テレビだと、こんなことも言っちゃいけないんだと、NGワードは勉強になりますね。

中村:ヒカキンさんは普段のYouTubeでもかなり気をつけてらっしゃるんじゃないかと思うんですけど。

ヒカキン:そうですね、僕は最上級に気をつけている側のユーチューバーだと思うんですけど、今のテレビはそれ以上にもっと気を付けないといけないですね。

中村:学ぶ部分もあるけど、逆にYouTubeのほうがいいな、という部分もあるんじゃないですか?

ヒカキン:うーん、そうですね……。やっぱり小回りが効くというか、好き勝手できるところですかね。クレームもコメント欄で、全部自分に来ますし。自由度が高いところですかね。

権八:ヒカキンさんのYouTubeは、見に来る人が基本的には自分のファンだから、いわゆるコミュニティで、自分が何かをやって喜んでもらうという場ですよね。マスでドン!と何千万、何億人にやるのも最初はこういうところからはじまって、というのが、今では主流になりつつあるじゃないですか。サロンもそうですよね。

僕は「新しい地図」という元SMAPの3人のお手伝いをちょっとしてるんですけど、彼らはまさにマス、テレビでずっと出ていたのが今はわりとネットのほうに来ていて、草彅さんはユーチューバーになっています。ヒカキンさんは10年前ぐらい前から手探りでそれをやっていてすごいなと思います。ちなみに、ユーチューバーから見て、つよぽんはどうですか?

ヒカキン:72時間の番組のときに、まさに草彅さんがユーチューバーデビューされる一発目に僕の動画に出ていただいたんですよ。そのときに無茶振りして、コーラ一気飲み勝負をしたんです。

 

中村:見た、見た!

ヒカキン:あのとき、この人はやっぱり只者ではないと思いましたね。

権八:あれ、剛くんがめっちゃ早かったじゃないですか。ガチでやってたんですか?

ヒカキン:超ガチです。

中村:何か奇跡みたいなことが起きませんでした?

ヒカキン:驚いたのが、「俺、こういうのだけは苦手なんだよな。慎吾だったら余裕で飲み干すんだけど」とずっと言っていて、じゃあ勝てるかなと思ったんです。でもスタートして横目で見ていると、ありえないスピードで減っていって。飲み終わったら「俺こんなの超弱いほうだよ」と。

タレントとして死ぬ気で生き抜いてきた人の意地が伝わってきました。本当にコーラの1.5リットルがちょっとしか残ってなくて。あと、普通にお会いしてから撮影が終わるまでのオーラというか、そういうところも含めて、只者じゃない感じがして。普通の人から感じないものを感じましたね。

中村:オーラって何なんでしょうね。わからないからオーラなんでしょうけどね(笑)。

権八:ヒカキンさんは、芸事、エンターテインメント、エンターテイナーが芸能人だとしたら、芸能人ではないわけですよね。

ヒカキン:違うと思いますね。

権八:ユーチューバーという職業で。ドラマ、映画に出て勝負している人達とは、全然違う形のエンターテイナーとゆうか、、、ああ、クリエイターなのかな。

次ページ 「YouTube全体のクリエイティブレベルが上がっている」へ続く