フェイスブック ジャパンは11月1日、東京・渋谷ヒカリエにて「Instagram Day Tokyo 2018」を開催した。2017年は「インスタ映え」が「ユーキャン新語・流行語大賞」に選ばれるなど、日本において社会現象とも言える盛り上がりを見せてきたInstagram。2018年はさらにユーザーを増やし、日常生活の一部として浸透しており、Instagramは今、企業のマーケティング活動における活用も進んでいる。Instagramの最新のユーザー動向から企業の活用事例まで紹介された本イベントのサマリーを紹介する。
月間アクティブアカウント数が2900万を突破、うち約半数を占める男性ユーザー
「Instagram Day Tokyo 2018」では、この会場で初めて公開される大きなニュースがあった。そのニュースとは、日本におけるInstagramの月間アクティブアカウント数が2900万を突破したという事実。この勢いを感じる発表は、フェイスブック ジャパンの長谷川晋代表取締役の口から発表された。
「2900万を突破したという事実以上に、私が皆さんにお伝えしたいのがここ最近の日本における急激なアカウント数の伸び。2017年の10月から2018年の9月までの約1年で、アクティブアカウント数が一気に900万も増加した。日本でサービスを開始して以来、順調にユーザー数を伸ばしてきてはいるが、この1年の日本におけるInstagramの成長率は特に目覚ましいものがある」(長谷川晋氏)。
また、女性ユーザーのイメージもあるInstagramだが、長谷川氏からは「最近、男性ユーザーの伸びが顕著」との発表もあった。具体的には「今年、日本で行った調査では、全体の43%が男性ユーザーで約半数」という。
その他、日本ならではのユーザー行動特性として「ハッシュタグ検索の多さ」にも言及。検索回数は、世界平均の約3倍で日本のInstagramユーザーが能動的に情報収集をしている様子が見えてくる。
