マーケターに求められるのは視野の広さ
−田尻さんは自身のチームの人材育成において、どのようなことを重視し、取り組みを考えていますか。田尻:
いつも話をしているのは「プロフェッショナルを目指して欲しい」ということです。これは人事採用でも同じです。プロフェッショナルになりたい、そうなるポテンシャルを感じる人という視点で評価しています。
プロフェッショナルとは何か、という問いにはいくつもの答えがあると思います。何か同じことを続けても、常に高い精度で結果をだす人がプロ、というのはひとつの回答です。そこまでいかなくても、仕事をする上で、会社や上司に与えられるのではなく、自らクライアントに対して何ができるのかを考え仕事をつくる、それができる人はどんな役割、会社でも活躍できるでしょう。基本的なことだと思いますが、意外にできないものです。