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「紙とインクジェット」マニアの3人のアートディレクターによる作品展

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3月15日(金)からペーパーボイス東京にて「紙と、インクジェットと、 三人のマニアたち。」が開催される。

2018年秋にスタートした「PAPER & INKJET MANIA」。これは普段広告やデザインの仕事をしている、小柳祐介、田中せり、八木彩という同世代の3人のアートディレクターが始めた活動。今回、「紙とインクジェット印刷で、新しいものづくりに挑戦しよう。」というテーマを掲げ、ショウエイと平和紙業の協力のもと制作されたそれぞれ違う個性の作品が展示される。

小柳が着目したのは、印刷の過程で出るたくさんのゴミ。捨てられてしまう紙の端にも、他の部分と変わらない手触りや匂いがあるということから、人工知能と印刷の技術を駆使して、ただの端材を、子どもたちが紙に親しめるおもちゃ「あまりっこ動物」に生まれ変わらせた。

田中の作品は「粒をレイアウトしてみる」。本来、印刷には計画とそれに対する正確さが求められるが、田中は、印刷機器と紙の間に無関係な物を置くことで、その予定調和を壊すことに挑戦した。印刷に対する「いたずら」のような行為を重ねることで、未開拓の印刷の世界を冒険する。

八木が作ったのは4枚のポスターシリーズ。普段は「見るメディア」として使われるポスターを「触るメディア」として捉え直す実験的作品で、タイトルは「Touching is Seeing.」。20種以上の紙の質感と立体的なインクの質感の組み合わせによって、紙と印刷マニアの心をくすぐる「新しい触覚体験」を生み出した。

3月23日15時から、ギャラリーツアーも開催(予約不要、参加費無料)
今回の展示を皮切りに、3人は今後も展示を続けて行く考えだ。

「紙と、インクジェットと、 三人のマニアたち。」

会期:3月15日(金)~3月30日(土)
開館時間:9:00~18:00
休館日:日曜・祝日
場所:ペーパーボイス東京

協力:平和紙業/ショウエイ
ペーパーディレクター:西谷浩太郎(平和紙業)
プリンティングディレクター:山下俊一(ショウエイ)
会場構成:尾形逹(B6 studio)
コピーライター:檀上真里奈