時代の変化に適応した企業になるために持つべき10の視点【Adver Times Days 2019 Spring】

今回は4月23日と24日に開催された「宣伝会議 AdverTimes Days 2019 Spring」より、『すべての企業はサービス業になる 今起きている変化に適応しブランドをアップデートする10の視点』の著者・室井淳司氏の講演の内容を一部お届けします。
6月21日には、その内容を踏まえてキッチハイクの山本雅也氏との対談も実施を予定しているので、ぜひチェックしてみてください。
 
幸せ×未来×サービスデザイン ブランドと人との、これからの絆の作り方@銀座蔦屋

※6月19日の午後以降にお申し込みいただく方は直接銀座蔦屋書店までお電話ください。

 

ミレニアル世代の新しい価値観が消費行動を変える

私が最近感じるのは、世論がテクノロジー主導で動きすぎているということです。テクノロジストや研究者は、「自動運転が始まるとこうなる」、「テクノロジーの進化で店舗が無くなる」など、さまざまな主張をしていて、世の中にはいろんな“未来像”があふれています。

たしかにそういう時代が来るかもしれませんが、我々マーケターには、テクノロジーの進化でどういうことができるのかということよりも、それがいつ起こるのかということの方が重要です。マーケターの仕事は1年後や2年後の数字を作らなければなりません。

ですから、メディアで語られるいろいろなテクノロジーの未来像を俯瞰し、それが起こるとしたらいつなのかということを意識しながら、来年、再来年のことを考えていく必要があると思っています。

室井淳司氏

まず、現在どのような社会的変化が起きているのかを、3つの視点からお話したいと思います。

1. 価値観の変化。これは、簡単に言うと「ターゲットの変化」です。ターゲットになるミレニアル世代は新しい価値観を持っています。

2.消費行動の変化。新しい価値観によって消費行動はどのように変化するのでしょうか。

3.オートメーション時代への構造変化。

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