マンガ業界を盛り上げるには!? マンガファンコミュニティ運営・けんすうが提言

※本記事は株式会社マスメディアンの『advanced by massmedian』に掲載された記事を表示しています。

ファッションデザイナー、起業家、インフルエンサーなどマルチに活躍するハヤカワ五味がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「マスメディアン 妄想の泉」。この番組では、さまざまなフィールドで活躍する起業家やクリエイター、アーティストをゲストに迎え、未来を面白くするヒントを“妄想しながら”探っていきます。6月8日(土)の放送は、実業家・けんすう(古川健介)さんが登場。マンガファンのコミュニティ「アル」リリースに至るまでの流れや今後のマンガ・出版業界への展望を伺いました。

左から、けんすう(古川健介)さん、ハヤカワ五味さん

「ミルクカフェ」「したらば掲示板」立ち上げ

けんすうさんは、2ちゃんねるの開設者・西村博之さんらとともに、2000年代からインターネットコミュニティに関する活動を精力的に行ってきました。

今でこそ「アル」のイメージが強いけんすうさんですが、そもそもインターネット上でサービスを提供するようになったきっかけは“大学受験”だったとか。当時、受験生だったけんすうさんが、インターネットで受験情報を探してもあまり情報が手に入らなかったことから、「ないなら、つくろう」と立ち上げたのが受験生のコミュニティサイト「ミルクカフェ」だったそうです。「どの参考書が良いとか、どの先生が良いとか、口コミでしか得られないような情報を集めるサイトだった」と当時を振り返ります。

2004年には、2ちゃんねる型の無料レンタル掲示板「したらば掲示板」をリリース。さらにその後、けんすうさんが初めて立ち上げた株式会社nanapiでは、シンプルなハウツーを集めたノウハウ共有サービスを提供するなど、困ったときに便利なサービスを次々と立ち上げていきました。

「インターネット上にない情報を、インターネット上に持ってくるのが好きだった」とけんすうさん。「知識や人脈などは、既にそれらを持っている人たちが“持つもの”のような偏りがあった。インターネットを通じてその偏りがなくなり、みんなが平等に情報を手に入れられるようにしたいという想いがあった」と言います。

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