ドワンゴ夏野剛が提言「東京はもっと土地の有効活用を推進すべき」

※本記事は株式会社マスメディアンの『advanced by massmedian』に掲載された記事を表示しています。

ファッションデザイナー、起業家、インフルエンサーなどマルチに活躍するハヤカワ五味さんがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「マスメディアン 妄想の泉」。この番組では、さまざまなフィールドで活躍する起業家やクリエイター、アーティストをゲストに迎え、未来を面白くするヒントを“妄想しながら”探っていきます。7月13日(土)の放送は、前回に引き続き、株式会社ドワンゴ代表取締役社長の夏野剛さんが登場。“今、一番気になる生活の新しい形”について妄想しました。

左から 夏野剛さん、ハヤカワ五味さん

都心での単身生活が楽に

最初の話題は、都心での生活の変化について。夏野さんは、「都会では単身世帯の比率が上がっている。特に東京や大阪は、世帯数で見ると半数近くが単身者」と前置きしつつ、コンビニエンスストアの商品ラインナップとクオリティについて語ります。

「最近は、コンビニ食材の充実ぶりがすごい。自分で(野菜を)買ってつくるよりも、コンビニで買ったほうが早くて美味しい。冷凍食品を出すようなレストランで外食をするより、コンビニでご飯を買って家で食べたほうがくつろげる」とコメント。さらには「テクノロジー(の進化)によって、“1人”がすごく楽になっている」とも。

さらに夏野さんは、都市圏で展開しているフードデリバリーサービス「Uber Eats(ウーバーイーツ)」の発達も挙げます。同サービスの出現により、都市圏の飲食業界にも変化が生じているとか。

従来、飲食業界は駅近など立地条件が良い店舗が有利とされていましたが、「住宅街の真ん中にポツンとある洋食屋さんに、ものすごい数のオーダーがくるようになって、レストランにとっても世界が変わった」と夏野さん。

夏野さんがよく通っている近所のレストランは、「Uber Eats」経由でのオーダーが増え、売り上げが2倍になったそうです。シェフとソムリエの2人で切り盛りしていたところ、今では従業員を増員するほどの盛況ぶりだとか。

また、家電の進化によって、ハヤカワさんは「(今後さらに)家事の意味が変わってきそう」と予見します。ルンバや家事代行サービスを活用しているものの、“洗濯物たたみ”にいつも悩まされているそう。

夏野さんは「逆転の発想で(洗濯物を畳まず)とにかく“掛ける”。ただ、すべて掛けるとすごい量になるので……」と話し、「例えば、できる限り下着の数を少なくして、脱いだらすぐにドラム式洗濯乾燥機に入れて乾燥までする。2組もあれば回せるし、2週間ごとに新しいものに買い替えるほうが(効率が)いい」と提案。これにハヤカワさんは、「洗濯機の進化によって、ドラム式洗濯乾燥機がクローゼットのように“一旦服を置いておく場所”になったっていうことですよね」と感想を口にしました。

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