“ヤなことそっとミュート”が表す傷つきたくない文化圏

※本記事は株式会社マスメディアンの『advanced by massmedian』に掲載された記事を表示しています。

ファッションデザイナー、起業家、インフルエンサーなどマルチに活躍するハヤカワ五味さんがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「マスメディアン 妄想の泉」。この番組では、さまざまなフィールドで活躍する起業家やクリエイター、アーティストをゲストに迎え、未来を面白くするヒントを“妄想しながら”探っていきます。7月27日(土)の放送は、前回に引き続き、ニッポン放送アナウンサー“よっぴー”こと吉田尚記(ひさのり)さんが登場。コミュニティのあり方について伺いました。

左から ハヤカワ五味さん、吉田尚記さん

広がる“オタク”の細分化

アニメやアイドルが大好きでオタクを公言している吉田さん。ひと昔前は“オタク”という単語で一括りにされていたそうですが、「ここ10年くらいの間、アニメやアイドルのなかでも細分化が進んでいる」と言います。

例えば、新世代アイドルプロジェクト「ラブライブ!」シリーズ好きの人と、アイドルプロデュースゲーム「アイドルマスター」シリーズ好きの人とでは、自身が好きな作品しか知らず、ほかの作品の知識がない人が多いとか。アイドルでは、AKB48グループとハロプロ(ハロー!プロジェクト)ファンに違いがあるなど、細分化されていると言います。

2005年結成のAKB48は、間もなく15周年を迎えようとしていますが、吉田さんは「そんな(息の長い)アイドルはない。今までは5年もすれば飽きられて、ブームが終わっていた。自分の好きなものをずっと追いかけ続けられるようになったことで、ブームは終わらなくなり、物事が世界に広がらなくなった」と実感を語ります。

ミュージシャンの世界でも同様の現象が起きているそうで、「世間的にそれほど大ヒット曲がないけど、日本武道館公演のチケットが一瞬で売り切れるアーティストがいっぱいいる」と言います。

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