顧客の好み、体型のクセをデータ化! ビジネスウェアのカスタムオーダーサービス「FABRIC TOKYO」とは?

※本記事は株式会社マスメディアンの『advanced by massmedian』に掲載された記事を表示しています。

ファッションデザイナー、起業家、インフルエンサーなどマルチに活躍するハヤカワ五味さんがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「マスメディアン 妄想の泉」。この番組では、さまざまなフィールドで活躍する起業家やクリエイター、アーティストをゲストに迎え、未来を面白くするヒントを“妄想しながら”探っていきます。8月3日(土)の放送は、株式会社FABRIC TOKYO 代表取締役・森雄一郎さんが登場しました。

左から 森雄一郎さん、ハヤカワ五味さん

ブランド立ち上げまでの軌跡

森さんは2014年に、オンライン発のビジネスウェアのカスタムオーダーサービス「FABRIC TOKYO(旧・LaFabric)」を立ち上げました。現在は、都内8店舗、関西4店舗の計12店舗を運営。実店舗などで採寸したユーザーの細かなデータをオンライン上に登録、インターネットで簡単にスーツやシャツをオーダーメイドできるサービスを展開しています。

森さんは、「FABRIC TOKYO」の特徴は2つあると言います。1つ目は、“お客さまの好み”のデータ化。「採寸した体のサイズだけでなく、丈が長いほうが好きとか、パンツは細身が好きなど、お客さまごとの好みや体型のクセを一つひとつデータ化し、購入時に反映されるようにしている」と語ります。2つ目は、「ライフスタイルに合わせた生地の提案」。

こうした独自の視点でサービス展開をしていた森さんのことを、ハヤカワさんは「同じアパレルをやっている身として注目して見ていた」と言います。

次の話題は、森さんが「起業に至るまでの経緯」について。パソコンメーカーに勤めていた父親の影響で、子どものころからパソコンがある家庭環境で育ったという森さん。プログラミングやサイト制作をこなせるようになり、大学時代には、ファッション好きが高じてファッションメディアを立ち上げたこともあったとか。

そんな森さんは、「フリマアプリ『メルカリ』の立ち上げに参画できたことが自分のなかですごく大きかった」と振り返ります。ローンチ後、何万人もの人たちが使用してくれているのを実感し、「ITを活用したスケーラブル(拡張可能)なビジネスは、とても素晴らしいと思った」と語ります。

右肩上がりの状況に甘んじることなく、「自分で事業を立ち上げたいという目標もあった」と森さん。その思いが、ITとファッションをかけ合わせた「FABRIC TOKYO」の誕生につながっていったと語ります。

数多くのファッションECサイトがひしめくなか、「サイトに肩幅や身丈などのサイズが書いてあるけど、みんな家でわざわざ、メジャーで測ったりしない。お店に来てもらって採寸したデータを登録しておけば、自分にフィットした洋服が自動で届くのが当たり前になっていくだろうと思った。“誰もやっていない”“じゃあ、自分でやろう!”と始めました」と、オンラインから実店舗展開に踏み切った経緯を明かしました。

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