※本記事は株式会社マスメディアンの『advanced by massmedian』に掲載された記事を表示しています。
ファッションデザイナー、起業家、インフルエンサーなどマルチに活躍するハヤカワ五味さんがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「マスメディアン 妄想の泉」。この番組では、さまざまなフィールドで活躍する起業家やクリエイター、アーティストをゲストに迎え、未来を面白くするヒントを“妄想しながら”探っていきます。8月17日(土)の放送は、体験型ゲームイベント「リアル脱出ゲーム」生みの親で、株式会社SCRAP代表取締役・加藤隆生さんが登場しました。
ヒントは学生の一言
「リアル脱出ゲーム」生みの親である加藤さんは、異色の経歴の持ち主でもあります。大学卒業後、印刷会社に就職したものの会社が嫌になり、1年半ほどで退社。その逃げ道としてミュージシャンを志すも、家でゴロゴロと堕落した生活を送ります。しかし、30歳を目前に危機感を覚え、音楽で食べていくためにどうすればいいかを真剣に考えたそうです。
そして、2002年にバンド・ロボピッチャーを結成。音楽活動に尽力します。当時、加藤さんの地元である京都出身のアーティスト・くるり、キセル、つじあやのさんらがメジャーシーンに躍り出るなど、京都の音楽シーンは大きな盛り上がりを見せていました。
そんな京都の音楽シーンを「もっと知ってもらいたい」という思いから、加藤さんは京都発の音楽フェスティバル「ボロフェスタ」を2002年にスタートさせます。
このイベントや京都のアーティストを紹介するためのツールとして、2004年にフリーペーパー「SCRAP」を創刊。その後、さまざまな参加型イベントを手がけていくなかで「お客さんが、自分が参加できるイベントを求めているなと感じた」と振り返ります。
「リアル脱出ゲーム」が生まれたきっかけについて、加藤さんは「毎日、何か“リアル”でできる新しいイベントはないかと会議していた。ある学生に、最近ハマっているものを聞いたら、『Webの脱出ゲームです』と返ってきて。『それ、実際にやろうよ!』ってなって」と語ります。
