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コラム

編集・ライター養成講座修了生が語る いまどきの若手編集者・ライターの生き方

ライターにも編集者にもなれなかったけど「私」になれた話 (2)

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[前回のコラム]
ライターにも編集者にもなれなかったけど「私」になれた話 (1)

出会うべくして出会う人

「知らない人にインタビューする。」という最終課題をもらった時は、インタビューしたい相手なんて見当もつかなかった。でも今なら出会うべくして出会う人っているんだぁと思う。

私がインタビューしたのは大津愛梨さん(以下、Eriさん)というお米農家。東京生まれで、大学卒業後に夫婦で南阿蘇村に移住し、子育てをしながら景観を守る活動や再生可能エネルギーなどに取り組んでいる。

テレビを消し忘れて寝ていたら、なぜか彼女のドキュメンタリーが始まった途端目が覚めた。ドイツの大学で勉強したEriさんが放つ言葉は、共感以上に、私が今まで具現化できなかった想いをテレビ越しに伝えてくれていて、見終わる頃には、彼女以外にインタビューすることは考えられなかった。それから1週間後、南阿蘇村は橋が崩れるほど大きな地震に見舞われた。

さて、ここからの詳しい話は、Amazonで販売されているNPO法人 田舎のヒロインズ著「耕す女(ひと)」という本の中の私のエッセイ「元帰国子女OL、農家の嫁になる。」を読んでください!

持続可能な世界をつくることを目指して、力強く生きる農家の女性とその活動にエールを送る人からのメッセージのこもった「耕す女」。題字に小山薫堂さん、応援メッセージにはAP Bankの小林武史さんとソトコト編集長の指出一正さん。

 

ずっと探し続けていた【私】

そして、私は、今も熊本にいる。縁あってトマト農家の嫁になり、編集者にもライターにもなれなかったけれど、ずっと探し続けていた「私」にはなれた。他の人でも代用可能な社会の歯車に巻き込まれる【私】じゃなくて、私だけの物差しをきちんと持って生きられる【私】。今年の4月には息子も生まれ、農家のかぁちゃんにもなった。そして、10月にはまさかの初執筆した本が出た!編集・ライター養成講座を卒業して3年半。思わぬ形で、PRや企業のためではない、自分の言葉で綴った文章を世の中に出すことができた。

もしかしたら、私みたいにこの講座を受けてもライターにも編集者にもなれない人もいるかもしれない。でも、こういう講座に来たいと考えている人は、何か社会や自分に対して【感じちゃった人】だと思う。

そこから一歩踏み出すかどうかは自分次第だけど、きっとこの講座はそのためのキッカケをつくってくれる。それは同じように感度も意識も高い系な講師陣や仲間との出会いかもしれないし、私みたいに卒業制作かもしれない。

講座を受けないことには何も始まらない。でも受けてみたら、その先には人生を180度以上変える出来事が待ってるかも!

宮崎悦子氏

元旦生まれ、AB型の左利き。神戸出身で1歳から14歳までをドイツイタリアで過ごす。2016年10月より熊本の南阿蘇村に移住し、NPO法人 田舎のヒロインズ事務局を経て、現在は熊本県氷川町の宝石とまと、メロン、ミニトマトを栽培するミヤザキファームの農家の嫁で一児の母。4世代での農家の暮らしや仕事のこと、私のことを楽しく情報発信中。2019年10月 田舎のヒロインズ 編著 「耕す女(ひと)」にてエッセイを執筆。Amazonにて好評発売中。

Instagram: e2co0101
Note: https://note.mu/housekitmtyome

 

編集・ライター養成講座 総合コース

講師陣は、総合誌、週刊誌、ビジネス誌、ファッション誌、Webメディアなどさまざまな分野の現役編集長や、第一線で活躍中のライター・ジャーナリスト・作家など。多くの課題添削、実践トレーニングを通じて、現場で活躍できる編集者、ライターを養成します。

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